No.49(イスラーム文明):
「4人のイブンの業績とは何か?」
イスラーム文明で活躍した4人のイブン(日本語で「息子」の意味)とは、歴史
学者イブン=ハルドゥーンと医・哲学者イブン=シーナーと哲・医学者イブン=
ルシュドとモロッコの旅行家イブン=バットゥータである。特に医学の分野では、
ヨーロッパよりはるかに優れていて、シーナーの著した『医学典範』は16世紀ま
で医学校の教科書とされていた。
<評価の観点>
関心・意欲・態度:
「イブン=〜」というアラビア語の意味が「〜の息子」であることを知り、似た
名前を持つ4人のイスラーム知識人に対して、強い関心をもって学習に取り組ん
でいる。
思考・判断:
歴史(しかも「世界史」)や医学・哲学などの分野において、大きな歴史的役割
を担ったイスラーム文明の意義について的確に判断している。
資料活用の技能・表現:
4人の名前を自分のセンスで漢訳し、発表している。例えば、バットゥータは
「馬踏多」。
知識・理解:
「4人のイブン」を中心にとした知識人やその業績について,基本的な知識を身
につけている。